2009年公開映画
私はアメコミ映画が大好きなのでもちろん大人気アクション映画、アベンジャーズシリーズも大好きです。
その中でも特にスーパーパワーを持っているわけでもないのに強い正義感で戦うキャプテン・アメリカが大好きです。
キャプテン・アメリカを演じている俳優さんですがこの「PUSH 光と闇の能力者」の映画の主役のクリス・エヴァンスです。
クリス・エヴァンスが初めてのアベンジャーズ作品に出演したのが「キャプテンアメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」です。そしてこの「キャプテンアメリカ ザ・ファーストアベンジャー」の公開は2011年、「PUSH 光と闇の能力者」は公開が2009年なのでクリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカとして演じる前の作品となります。
『PUSH/光と闇の能力者』(原題:Push)は、2009年に公開されたアメリカのSFアクション映画で、監督はポール・マクギガン(Paul McGuigan)が務めました。本作は、超能力を持つ若者たちが繰り広げるスリリングな戦いと陰謀を描いた作品です。主演は、クリス・エヴァンス、ダコタ・ファニング、カミラ・ベルといった実力派俳優たちが務めています。
映画は、未来を予知する能力、物体を操る能力、相手を操る能力など、さまざまな超能力を駆使するキャラクターたちの戦いを描いており、スリル満点のアクションシーンと巧妙なストーリーテリングが魅力です。また、超能力を巡る陰謀や、能力を持つ人々を監視・支配しようとする勢力との戦いがテーマとなっており、SF映画として非常に興味深い内容になっています。
1. 基本情報
- 公開日: 2009年2月6日(アメリカ)
- 監督: ポール・マクギガン
- 製作費: 約2,500万ドル
- 興行収入: 約4,500万ドル
- 主演:
- クリス・エヴァンス(ニック・ギャレット)
- ダコタ・ファニング(キャリー・ジョンソン)
- カミラ・ベル(カイラ・ディーガン)
- ダコタ・ブルー・リチャードソン(ミリ)
- ジェイミー・ベル(ダン・ケリー)
- クリストファー・プラマー(カール・ヒンケル)
2. あらすじ
物語は、アメリカをはじめとする世界中で、特殊な超能力を持った人々が存在する未来の世界を描いています。これらの能力者たちは、政府や秘密組織に監視され、支配される危険にさらされています。人々の能力には、物体を動かす「ムーバー」、人の意識を操る「シャーパー」、未来を予知する「シーカー」、記憶を消去する「ブリーダー」などがあり、様々なタイプの能力を持った人物たちが登場します。
主人公は、ニック・ギャレット(クリス・エヴァンス)。彼は「ムーバー」という超能力を持ち、物体を思うがままに動かすことができる能力者です。過去のトラウマから能力を封印していたが、ある日、彼は**キャリー・ジョンソン(ダコタ・ファニング)**という少女と出会います。キャリーは「シャーパー」と呼ばれる能力者で、人の心を操ることができる能力を持っています。彼女の能力を使えば、ニックの失われた過去を取り戻し、ある計画を阻止することができると考え、二人は協力することを決意します。
また、二人の前には「ダーク・エージェンシー」と呼ばれる政府組織が立ちはだかります。この組織は、能力者を支配し、彼らを使って軍事的な目的を達成しようとするもので、ニックとキャリーはその陰謀を打破するために戦います。物語が進むにつれて、超能力者たちの間に渦巻く複雑な陰謀が明らかになり、彼らの運命が交錯していきます。
3. 主なキャラクター
- ニック・ギャレット(クリス・エヴァンス)
主人公で、「ムーバー」として物体を動かす能力を持つ。過去に政府の秘密組織によって追われ、辛い過去を背負っている。彼の物語は、復讐と赦し、そして能力を持つ者たちがどう生きていくのかというテーマを描いています。冷静かつ計算高い性格で、次々と現れる危機に立ち向かっていきます。 - キャリー・ジョンソン(ダコタ・ファニング)
「シャーパー」として、人の心を操る能力を持つ少女。彼女は、両親の死を経て、孤独な戦いを強いられてきました。彼女はニックと協力して、ダーク・エージェンシーに立ち向かうことを決意します。心優しいが、能力の使い方には葛藤を抱えており、物語を通じて成長します。 - カイラ・ディーガン(カミラ・ベル)
「ブリーダー」タイプの能力者で、記憶を操作できる能力を持っています。ニックとキャリーの味方であり、重要な役割を果たします。彼女の能力が物語の重要なカギとなり、計画を進める上で欠かせない存在です。 - ダン・ケリー(ジェイミー・ベル)
ニックの仲間で、非常に高い能力を持っているが、物語の中で果たす役割は後半に明かされます。彼は「ミリ」と呼ばれる特殊な能力を持ち、時には自分の能力が暴走することもあります。
4. 超能力とアクションシーン
『PUSH』の大きな魅力は、登場人物たちが持つ特殊能力を駆使したアクションシーンです。超能力を使って、物体を操るシーンや、人の心を操って敵を倒すシーンが次々に繰り広げられます。特に「ムーバー」としてのニックの能力を駆使した、激しいカーチェイスや戦闘シーンは、アクション映画として非常にスリリングです。
また、「シャーパー」のキャリーが他人の意識を操作するシーンは、心理的な駆け引きや巧妙な戦略が絡むため、物理的なアクションと違った形で緊張感を高めます。さらに、「ブリーダー」のカイラが記憶を操作するシーンは、物語の中で何度も登場し、キャラクター同士の信頼や裏切りを描く重要な要素となっています。
5. テーマとメッセージ
『PUSH』は、ただのアクション映画ではなく、超能力という要素を通して、倫理的な問題や個人の自由、力を持つことの責任についても触れています。政府組織や巨大な陰謀に立ち向かう能力者たちは、力を持つことで個人の自由を奪われ、監視され、制御されるというテーマが描かれています。
また、「能力」を持つことが必ずしも良い結果を生むわけではなく、それをどう使うかという選択が重要だというメッセージが込められています。ニックとキャリーは、能力を使って世界を変えようとするものの、その力をうまくコントロールすることができず、次第に力の暴走が問題となり、最終的には力を使うことの危険性を実感します。
6. 評価と反応
『PUSH』は、公開当初において比較的中程度の評価を受けました。特にアクションシーンや能力を使った戦闘は観客に好評でしたが、ストーリーの進行が予測可能であるといった意見や、キャラクター設定に深みがないといった声もありました。しかし、全体としては、ジャンル映画としては楽しめる内容であり、SFやアクション映画が好きな観客には一定の評価を得ました。
7. まとめ
『PUSH/光と闇の能力者』は、超能力を駆使したサスペンスフルなアクション映画で、視覚的に楽しいだけでなく、深いテーマを持っています。能力を持つことでの葛藤や責任、自由と監視との関係が描かれており、単なるアクション映画にとどまらない魅力を持っています。
興奮のあるアクションと、緊迫した心理戦を楽しみながら、深層にある倫理的な問題にも触れられる作品です。
【PUSH 光と闇の能力者】
聞いたことないタイトルですが主役がクリス・エヴァンスなら間違いないだろうとさっそく見てみることに。
ただし映画を視聴する前にAmazoプライムでの星の評価を見てみるとかなり低め。
ネタバレなしで楽しみたい派なので感想などのコメントは映画を視聴する前は見ないようにしているのですが、クリス・エヴァンスが出演しているのにこんなに評価が低いなんて逆に気になる!
【あらすじ】
第二次世界大戦後、アメリカ政府は極秘に超能力者の研究を続けていた。
しかし政府の開発した能力を増強する薬を投与すると全ての実験対象である能力者たちがことごとく死んでしまう。
ある日、一人の女性に薬を投与したところ薬の作用で死んでしまうことはなく生き延びた上に隔離されていた研究施設からも脱出。
舞台は香港に移り、アメリカ政府から逃げ延びた能力者たちは香港に集まるそうで、主人公クリス・エヴァンス演じるニックとその仲間たちとアメリカ政府、さらに地元のチンピラを交えた三つ巴の戦いとなる。
【登場人物】
・ニック・ガント:クリス・エヴァンス
能力:ムーバー 念能力であらゆるものを操ることが出来る。
・キャシー・ホームズ:ダコタ・ファニング
能力:ウォッチャー 未来が見える。未来は状況に応じて刻一刻と変化する。
・キラ・ハドソン:カミーラ・ベル
能力:プッシャー 映画のタイトルにもあるPUSH能力。他人に嘘の記憶を植え付けることが出来る。
エミリー・ウー:ミン・ナ
能力:スニファー:サイコメトリー。臭いなどから対象の相手の記憶等を探ることが出来る。
女優ミン・ナはアベンジャーズのドラマ版「エージェント・オブ・シールド」にレギュラー出演。この映画「PUSH 光と闇の能力者」でクリス・エヴァンスと共演して、そしてアベンジャーズのシリーズでもそれぞれ出演。
映画シリーズの「アベンジャーズ」とドラマの「エージェント・オブ・シールド」は交わることのないストーリーなのでアベンジャーズシリーズでは共演はしていない。
・ピンキー・ステイン:ネイト・ムーニー
能力:シャドー スニファーの能力から対象を隠すことが出来る。
【感想】
能力者の戦いのストーリーということで評価がどうであれ期待してみたが、評価並みの映画といった感じ。
主人公クリス・エヴァンス演じるニックの格闘シーンも、空中に浮かせた銃の引き金を念能力で操り、相手の念能力者と念能力を使って打ち合い。しかし弾はお互い当たらず、そのへんの机や椅子を念能力で操り、これは相手にダメージを与えることが出来る。
念能力で銃って・・・。
殺し合いのシーンでも緊迫感がなく相手のボスはずっとへらへら笑ってるし、何故か殺さないしで何のための戦いかすら伝わってこない。
中国の地元のチンピラも殺す殺すと接触してくるだけで何もしてこない。
最終決戦ではムーバーの念能力も使っているのか使っていないのかただの殴り合いしてるし。
劇場で見たら迫力含めて楽しめたのかな?といった映画でした。