『ジュラシック・パーク』は、1993年に公開されたアメリカのSF冒険映画で、スティーヴン・スピルバーグが監督を務め、原作はマイケル・クライトンの同名小説です。この映画は、恐竜をテーマにした革新的な映像表現やストーリーテリングで、世界中で大ヒットを記録し、映画史における金字塔となりました。
以下、映画『ジュラシック・パーク』の紹介を行います。
1. 基本情報
-
公開日: 1993年6月11日(アメリカ)
-
監督: スティーヴン・スピルバーグ
-
原作: マイケル・クライトン
-
脚本: デヴィッド・コープ
-
主演: サム・ニール(アラン・グラント博士)、ローラ・ダーン(エリー・サトラー博士)、ジェフ・ゴールドブラム(イアン・マルコム博士)
-
音楽: ジョン・ウィリアムズ
-
制作費: 約6300万ドル
-
興行収入: 約11億4千万円(全世界)
2. あらすじ
物語は、恐竜を再生させる科学技術を使って「ジュラシック・パーク」というテーマパークを開発した実業家ジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー)が舞台です。このパークでは、遺伝子工学により絶滅した恐竜たちが生き返り、来場者に展示されることを目的としています。
しかし、施設の開園前に問題が発生し、遺伝子操作のエラーやセキュリティの脆弱性から恐竜たちが自由に放たれてしまいます。園内にいた科学者たち—恐竜学者アラン・グラント博士、古植物学者エリー・サトラー博士、そして数学者イアン・マルコム博士—は、パークの破滅的な状況に立ち向かうことになります。
パーク内には恐竜が暴走し、観光客たちは命の危険にさらされます。暴走した恐竜たちから逃げるために、グラント博士らはサバイバルを強いられ、恐竜の恐ろしさと人間の傲慢さが交錯する中で、物語が展開します。
3. 主要キャラクター
-
アラン・グラント博士(サム・ニール): 恐竜学者で、本作の主人公。ジュラシック・パークに招待されたが、最初は恐竜を実際に見たくないと考えている。
-
エリー・サトラー博士(ローラ・ダーン): 植物学者で、アランのパートナー。冷静で知的な性格を持ち、恐竜の生態や遺伝子操作に深い知識を持っている。
-
イアン・マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム): 数学者でカオス理論の専門家。映画の中で、自然界の予測不可能な側面を解説し、「生命は常に予測できない」という考えを展開する。
-
ジョン・ハモンド(リチャード・アッテンボロー): パークの創設者であり、夢を実現させようとするが、その夢が破滅に導くことになる。
4. 映像技術と恐竜の描写
『ジュラシック・パーク』が特に画期的だったのは、その映像技術です。当時の映画技術において、恐竜をリアルに表現することは非常に難しいとされていましたが、スピルバーグ監督と映画のVFXチームは、革新的なコンピュータグラフィックス(CG)と実際の恐竜の模型を使い、リアルな恐竜の映像を作り上げました。
特に「ティラノサウルス・レックス」の登場シーンや「ヴェロキラプトル」の迫力ある動きは、観客に大きな衝撃を与え、映画史に残る名シーンとなりました。これらの恐竜たちは、実際に生きているかのようにリアルに動き、観客に恐怖感と興奮を与えました。
CG技術の進化によって、恐竜が動く姿が非常に自然に描かれており、その出来栄えは今なお映画史上屈指のものであるとされています。
5. 音楽と雰囲気
映画の音楽を担当したのは、ジョン・ウィリアムズ。彼の作り出した音楽は、映画のテーマである冒険と恐怖を見事に表現しています。「ジュラシック・パークのテーマ」は、オーケストラの壮大な演奏で、パーク内を訪れるシーンや恐竜の登場シーンを引き立て、視覚と音楽が相まって強い印象を与えます。
音楽だけでなく、映画全体の雰囲気が巧妙に作り込まれており、恐竜たちが画面に現れる瞬間は、観客に興奮と恐怖を同時に感じさせます。スピルバーグ監督は、恐竜を単なる脅威として描くだけでなく、その美しさや生命力も強調しています。
6. 映画のテーマとメッセージ
『ジュラシック・パーク』は、ただの恐竜映画ではなく、科学と倫理に関する深いメッセージを内包しています。物語は、遺伝子工学や人間の傲慢さに警鐘を鳴らす内容となっており、科学技術の進歩がもたらす結果に対する警告を含んでいます。
イアン・マルコム博士のセリフ「生命は常に予測できない」という言葉が示すように、自然の力に対して人間は予測を立てても、それに完全に支配されることはできないというテーマが作品全体に流れています。遺伝子操作で恐竜を復活させるという試みが、結局は大きな危機を招くことになり、人間が自然を支配することの難しさを描いています。
7. 映画の影響と評価
『ジュラシック・パーク』は、公開後すぐに大ヒットを記録し、その影響力は映画業界において非常に大きなものでした。恐竜映画の新たなスタンダードを築き、後のSF映画や冒険映画に多大な影響を与えました。
また、アカデミー賞では視覚効果賞を受賞するなど、その技術的な完成度が高く評価されました。映画の成功を受けて、続編やスピンオフが作られ、『ジュラシック・ワールド』という新たなシリーズも生まれました。
8. 続編とシリーズの展開
『ジュラシック・パーク』は、後に続編が制作されました。続編『ジュラシック・パークII』と『ジュラシック・パークIII』が公開され、その後、2015年には『ジュラシック・ワールド』シリーズがスタート。これにより、ジュラシックシリーズはさらに拡大し、現在でも人気のある映画シリーズとなっています。
9. まとめ
『ジュラシック・パーク』は、スピルバーグ監督による革新的な映画であり、視覚的に圧倒される映像と深いメッセージを兼ね備えた名作です。恐竜というテーマを扱いながらも、科学技術の進歩と倫理について考えさせられる内容が、多くの観客に強い印象を残しました。恐竜好きのみならず、冒険映画やSF映画のファンにも愛される作品となっています。
1993年7月に日本で公開されたジュラシックパークには、リアルな恐竜のCGと主役の子供たちがたった2人で恐竜に立ち向かうストーリーにとても興奮しました。
映画公開当時私がまだ小学校一年生の時でした。自分と同じ年齢ぐらいの子供達が大人たちとはぐれて恐竜に追いかけられるなんて怖すぎる、ってめちゃくちゃ感情移入しまくりでした。
映画館の中にあるグッズを販売しているショップで映画グッズを初めて買った(買ってもらった?)のはこの時でした。本当に面白くて興奮していたのが親にも伝わったんでしょう。
購入したのは孵化するまえの恐竜の卵のようなもの。テニスボールぐらいの大きさのグニャグニャとした透明な卵の殻(?)の中にティラノサウルスと透明な液体。握ればギュッと形は変わりますが絶対に破れない。遊び方は不明なグッズでしたが当時の私は大満足!経年劣化で萎んでしまうまでずっと手元にありました。
映画館で買ったグッズはそのティラノサウルスの卵だけでしたが、後々近所の雑貨屋さんでジュラシックパークのペンケースを買ったり、テレホンカードを買ったりしました。この二つは20年以上たった今でも持って言います。ペンケースには当時(正確には少し後)流行ったハイパーヨーヨーが今では全く使っていないのに中に入れて大切に保管してあります。
テレホンカードも今後使うことはないでしょうが大切に保管してあります。
あと、ジュラシックパークのヒットに合わせてか雑誌のディアゴスティーニから恐竜サウルスというタイトルで恐竜の化石(骨)を組み立てるシリーズも発売されました。このディアゴスティーニのシリーズは現在も続いており、創刊号ののシリーズ一作目は数百円、私が当時購入した恐竜のシリーズはたしか創刊号100円でした。
最初の付録はティラノサウルスの頭の化石で暗いところでは光る素材で小学生の私は大喜びでティラノサウルスの頭だけで遊んでました。このディアゴスティーニは創刊号だけ手を出しやすく安く販売されていて二号目以降は少しお値段上がりますがたぶん10号前後でティラノサウルスが完成。完成とともに同じ号で今度はトリケラトプスの頭がついてきたので引き続き集めたっかったけど二号目以降のお値段は小学生の私には購入し続けることは厳しかったので断念しました。なので部屋にはずっとティラノサウルス本体とトリケラトプスの頭だけがありました。
このディアゴスティーニの模型もお気に入りでずっと手元にありましたが数年後、経年劣化により足の付け根が折れてしまい、暗いところでもあまり光らなくなっていたため惜しまれながらも処分することとなりました。
最近の研究ではティラノサウルスは走れなかった説や、映画のように体を持ち上げることは出来なかったと言われてますが当時この足が折れてしまっったことももしかしてその辺を忠実に再現していたのでは?
と、いうのは考えすぎかもしれませんが今後の研究でティラノサウルスは実は羽毛まみれだったとか、実は大人しくて他の恐竜は襲わず歯肉しか食べなかったなどの新しい発見があったとしても私の中のティラノサウルスはジュラシックパークのなかのティラノサウルスです。
現在ジュラシックパークのシリーズは5作品目である【ジュラシック・ワールド 炎の王国】まで公開されています。
元々最初のジュラシックパークの恐竜も人間が化石の遺伝子を操作して現代に蘇らせました。遺伝子を操作する技術があるということは・・・。
恐竜の作品と言えばプライミーバルというイギリスのSFドラマにもどっぷりハマりました。こちらの作品はある日突然恐竜時代にタイムスリップして本物の恐竜に出会います。そして過去に行けるということは・・・。
そしてもうひとつ、テラノバ。こちらの作品も過去の恐竜時代にタイムスリップします。ものすごく面白い作品でしたが残念ながらシーズン1だけで打ち切りになってしまっています。スピルバーグ総指揮だけあってとても楽しめましたしシーズン2に繋がりそうな終わり方してたから残念でした。