この記事はアイアンマンの感想、ネタバレ含みます。
まだアイアンマンを見ていない人はご注意ください。
アベンジャーズシリーズが大好きと豪語している私ですがアイアンマンを初めて見たときはアベンジャーズがこんなに超大作になるとも思っていなくて、テレビで放送されているのを流し見していたていどでした。
こんがいDisney+でMARVEL作品のほとんどが見れるのでせっかくだから最初から見てみようと思いDisney+で探したけど、一番最初のアイアンマンが見つからなかったのでdTVに登録し31日間無料で見放題のアイアンマンを視聴することに。
MARVEL作品は最初から面白くて、改めての見直しでも楽しめることがわかりました。
最初のアベンジャーズ作品
アイアンマンはMARVEL映画のアベンジャーズシリーズの一番最初の作品です。
映画の作品としての第一作品であり、映画の中の時間軸では他のキャプテン・アメリカが第二次世界大戦の頃から戦っているので一番最初ではないようです。
また、MARVELはこの映画のシリーズ化を決めてから撮影を開始しているので、見ていてもつじつまが合わないといった強引な流れもなく楽しめます。
そして他の作品ともつながってくるシーンや人物もいるので一瞬でも目が離せません。
冒頭でアイアンマンが誕生
アイアンマンはヒーローとして戦っている正義の味方として登場したわけではありませんでした。
冒頭のシーンでは主人公であるスタークインダストリーズの社長トニー・スタークが新兵器ジェリコをアフガニスタンクナル州でプレゼン。
トニー・スターク曰く「最良の武器とは一度の使用で勝負が決するものだ」といい、ジェリコの破壊力もとんでもないことをアピール。
無事にプレゼンを終え軍の装甲車で帰路に着こうとしたところをテロリストに襲撃され、ミサイルの破片が心臓に刺さりシャツが内側から血でじわる。
洞窟で目が覚めると、目の前には謎の男が髭剃りをしている。
この男は以前にトニー・スタークと会ったことがあるというがトニーは全く覚えていない。
「あなたはだいぶお酒を飲んでいたようだからね」と意味ありげに会話を流す。
↑アイアンマン3のネタバレになりますが、この以前に会ったことがあるシーンはアイアンマン3の冒頭で見れます。
時系列的にはアイアンマン3はアイアンマン、アイアンマン2に続く時間軸ですが、アイアンマン3の過去の回想のシーンでこの男とトニー・スタークの会話がでてきます。ここを覚えているとアイアンマン3を一段と楽しめます。
完全に怪しいと思ったがこの人物のおかげで心臓に刺さった金属の破片を取り除き一命をとりとめた。
テロリストたちはトニー・スタークに先ほどプレゼンしていた強力な兵器であるジェリコを作れと命令、完成したら開放すると条件をだしてくる。
しかし、もちろん開放などされるわけもなく殺されるのが目に見えているのでトニー・スタークはジェリコを作ると約束するが、本当の目的はテロリストたちを倒すためのパワードスーツの制作にとりかかる。
洞窟で目覚めたときに目の前で髭を剃っていた男性はインセンと名乗り、トニー・スタークと一緒にパワードスーツとトニー・スタークの心臓の代わりとなる小型版のアークリアクターの制作の助手を務める。
インセン博士の支えがなければトニー・スタークはおそらく洞窟の中で諦めて殺されていただろうシーンがあります。
トニー・スターク「なにをしたってどうせ殺されるんだ、あんたも。(心臓に刺さった破片のせいで)どうせ私は一週間の命だし」
インセン博士「それなら、かけがえのない一週間じゃないか」
とトニー・スタークを励ます。
この言葉でトニー・スタークは生きるための希望を見出しパワードスーツの制作にとりかかる。
このとき2人ともこのパワードスーツのことを別にアイアンマンとは呼んでいなくて単にパワードスーツとだけの呼び名だった。
またインセン博士はトニー・スタークよりも前から洞窟にとらわれていて、さらに故郷のグルミラに家族がいるから必ず洞窟から脱出して、グルミラで待つ家族の元に行くと話す。
パワードスーツの完成間近にテロリストが監視カメラの映像でトニー・スタークの足にパワードスーツの足の部分を装着しているのを見つけ、不審に思い閉じ込められている洞窟に大量のテロリストたちが押し寄せ、パワードスーツの起動に間に合わないと判断したインセン博士はトニー・スタークを守るために自らを犠牲にしテロリストたちの中に飛び込む。
インセン博士の時間稼ぎのおかげでパワードスーツは完成し、起動も完了。
圧倒的なパワーでテロリストたちを圧倒するがインセン博士を救うことはできず。
インセン博士が死んだシーンこそありませんが最後のセリフに「これで天国にいる家族に会える」と言っていたのでおそらく亡くなっているで間違いないでしょう。グルミラにいる家族も殺されてしまっていたんでしょうね。
トニー・スタークとインセン博士という二人の天才によって作られたパワードスーツがガラクタから作られたとは思えないぐらい強い。
マシンガンで撃たれてもなんとか耐えているパワードスーツ。
最後はパワードスーツの飛行機能で飛び去ろうとしますが空中で自滅してしまい砂漠に墜落。
しかしそこへ軍のヘリが迎えに来てくれ、有人のローズ中佐が「こんどは私から離れるな」と忠告。
トニー・スタークの心境の変化
ゲリラの被害に合っている地域を目の当たりにし、さらにそこには自身の会社の兵器がテロリストたちの手に渡り虐殺に使われている。
これまでトニー・スタークの考えは自分の会社であるスタークインダストリーズは武器を売った金で成り上がったため世間からは「戦争成金」と呼ばれることもあったが、その武器の販売で得た金が免疫技術やバイオテクノロジーを支える資金だと前向きに捉えていた。
しかし、トニーがアフガニスタンで人質に取られた時にトニーに向けられたのはスタークインダストリーズ社の銃であり、果たしてこのまま戦争兵器を作り続けてもいいのかとトニーは悩む。
『アイアンマン』は、2008年に公開されたアメリカのスーパーヒーロー映画で、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の最初の作品です。監督はジョン・ファヴローで、主演はロバート・ダウニー・ジュニアがトニー・スターク(アイアンマン)役を務めました。
あらすじ
映画の主人公は、アメリカの企業家で天才発明家のトニー・スターク(ロバート・ダウニー・ジュニア)。彼は武器製造会社「スターク・インダストリーズ」のCEOとして名を馳せる一方で、自己中心的で豪快な生活を送っています。しかし、アフガニスタンでの武器展示の際、テロリストに誘拐され、命の危機に直面します。
テロリストたちはスタークに自社の兵器を作らせようとしますが、スタークはその場で脱出するために、自ら改良した鎧(アーマー)を作り出します。このアーマーこそが後のアイアンマンに繋がる「アイアンマン・スーツ」です。
脱出後、スタークは自らの武器が引き起こす破壊的な影響を目の当たりにし、武器製造から撤退する決意を固めます。そして、アイアンマン・スーツを進化させ、自らスーパーヒーローとして悪と戦うことを誓います。だが、その過程で、スタークの会社内には裏切り者がいることが判明し、彼は自らの過去と向き合うことになります。
キャスト
- ロバート・ダウニー・ジュニア(トニー・スターク / アイアンマン)
- グウィネス・パルトロウ(ペッパー・ポッツ)
特徴
『アイアンマン』は、スーパーヒーロー映画としては比較的リアルで、トニー・スタークというキャラクターの内面的な成長が描かれています。スタークは最初は傲慢で無責任な人物ですが、映画が進むにつれて彼は自らの過去と向き合い、自己犠牲を覚えるようになります。これは、彼のヒーローとしての成長を表現しており、映画を通して一貫したテーマとなっています。
また、トニー・スタークのアイアンマン・スーツのデザインや、その動きの描写は視覚的に革新的で、特にスーツが組み立てられるシーンや戦闘シーンは、当時の映画技術で驚くべき完成度を誇ります。
主なテーマ
- 責任と償い:スタークは武器製造で多くの命を奪ってきたことに気づき、その償いとしてアイアンマンとして戦う決意をします。
- 自己犠牲:アイアンマンとして、スタークは自己犠牲を覚え、社会的責任を果たすようになります。
- テクノロジーと人間性:映画は、テクノロジーの進歩とその使い方、そして人間の倫理観に対する問いかけを行っています。
アクションと視覚効果
『アイアンマン』のアクションシーンは、特にアイアンマン・スーツを使った戦闘において、迫力満点です。特に、アイアンマンが空を飛ぶシーンや、敵との激しい戦闘が描かれ、視覚的にも非常に印象的です。また、スーツの細部にまでこだわったデザインが映画を引き立てています。
MCUへの影響
『アイアンマン』は、MCUのスタートを切った作品であり、後の映画で登場するキャラクターや設定の基盤を築きました。特に、映画のラストシーンで登場する「アイアンマンは自分がアイアンマンだと公言するシーン」や、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)の登場が、後の映画『アベンジャーズ』や他のMCU作品へと繋がっていきます。
評価
『アイアンマン』は、批評家と観客から非常に高い評価を受け、商業的にも成功しました。ロバート・ダウニー・ジュニアの演技や、映画全体のテンポの良さ、スーツのデザインなどが絶賛され、MCUの成功の礎を築いた作品となりました。
結論
『アイアンマン』は、単なるアクション映画にとどまらず、ヒーローとしての成長や人間ドラマも描かれており、視覚的にもストーリー的にも完成度の高い作品です。MCUのスタートを飾るにふさわしい作品であり、後のスーパーヒーロー映画に大きな影響を与えました。
感想
冒頭だけ書いてみましたが、アベンジャーズ最初の作品であるアイアンマンの誕生にも色々あったんですね。
まったく覚えてませんでした。
洞窟の中に先に捉えられていたインセン博士なんて登場した時はめちゃくちゃ怪しくて敵側の人間か?と疑いましたが、めちゃくちゃいい人でした。
死ぬシーンが完全に映っていたわけではないので生存を期待したいところですが、エンドゲームまで私は見ましたが生存が確認できるシーンはありませんでした。
しかし先ほども書いたように「アイアンマン3」では過去の回想としてこのアイアンマンより前の時間という意味でインセン博士が登場します。
また、シリーズを見ているとトニー・スタークの父親であるハワード・スターク名前がちょくちょく出てきますが、まさかのシリーズの一番最初から名前が出ていたんですね。今作では名前と新聞記事のみでの登場でした。