飛べない鳥がついに飛ぶ?フィンランド生まれのあのスマホゲームがついに映画化。
公開日2016年10月1日
『アングリーバード』は、スマートフォン向けゲームが原作の映画です。ゲームの人気を受けて、2016年に公開されたアニメ映画『アングリーバード・ムービー』は、ゲームのキャラクターや世界観を元にした新たな物語が描かれ、全世界で大ヒットを記録しました。その後、続編『アングリーバード・ムービー2』も公開され、シリーズはますます多くのファンを惹きつけました。
1. アングリーバードの背景
『アングリーバード』は、2009年にフィンランドのゲーム開発会社「Rovio Entertainment」によって開発されたスマートフォンゲームが起源です。このゲームは、プレイヤーが鳥をスリングショットで発射し、ブロックを破壊して豚を倒すというシンプルでありながら中毒性の高いゲームプレイが特徴で、瞬く間に世界的なヒットとなりました。その後、数々の続編やスピンオフが登場し、映画化が決定しました。
映画は、ゲームの人気キャラクターである「レッド」や「チャック」、そして「ボム」をはじめとする鳥たちが主役を務め、ゲームでは描かれなかった新しい物語が展開されます。
2. 映画『アングリーバード・ムービー』のあらすじ
『アングリーバード・ムービー』は、ゲームの世界観を基にしつつも、完全にオリジナルのストーリーを展開しています。
物語の舞台は、平和な鳥たちが暮らす島「バード・アイランド」。この島では、怒りっぽいレッド(声:ジェイソン・サダイキス)が主人公として登場します。レッドは他の鳥たちと異なり、怒りっぽくて問題を起こしがちなキャラクターです。彼は他の鳥たちとトラブルを起こすことが多く、島のコミュニティで孤立していました。
そんなある日、島に突然「緑の豚たち」が現れ、島の平和を脅かします。豚たちは、鳥たちを騙してその卵を奪おうとする陰謀を巡らせます。レッドは、他の仲間たちと共に豚たちを追い詰めるために立ち上がります。レッドは、チャック(声:ジョシュ・ギャッド)やボム(声:ダニー・マクブライド)と共に、豚たちの正体を暴くために奮闘します。
最初は孤立していたレッドですが、仲間たちとの絆を深めながら、次第に彼自身の怒りをコントロールし、島を守るために戦うことになります。物語の終盤には、レッドが自分の怒りをうまく使いこなすことができるようになる様子が描かれ、彼が成長する姿が感動的に描かれています。
映画の中では、コミカルなキャラクターたちが繰り広げるアクションやユーモアが満載で、家族向けのエンターテイメントとして楽しめる内容になっています。また、キャラクター同士のやり取りや友情の描写が、観客に温かいメッセージを伝えています。
3. 映画の魅力とキャラクター
映画『アングリーバード・ムービー』では、個性的で魅力的なキャラクターたちが登場します。特に、ゲームに登場する「レッド」「チャック」「ボム」といったキャラクターたちは、映画でもそれぞれの個性を存分に発揮しています。
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レッド(声:ジェイソン・サダイキス):怒りっぽくて孤立しているキャラクター。彼の成長が物語の大きなテーマとなっています。
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チャック(声:ジョシュ・ギャッド):高速で動くことができる鳥で、レッドの仲間。陽気で楽観的な性格ですが、少しドジな一面もあります。
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ボム(声:ダニー・マクブライド):爆発を引き起こす能力を持った鳥で、おおらかで少し怖いキャラクター。物理的なユーモアが特徴です。
また、豚たちのボスであるキング・ピッグ(声:ビル・ハーダー)も重要なキャラクターです。豚たちは、見た目こそ愛らしいが、その実、卵を奪おうとする悪巧みをしている悪役です。彼らとの対立が映画を引っ張り、緊張感を生み出します。
4. 映画のテーマとメッセージ
『アングリーバード・ムービー』は、単なるコメディ映画ではなく、観客に大切なメッセージを届ける作品でもあります。最も重要なテーマは、「自己受容」と「友情」です。
レッドは、最初は周囲と衝突してばかりで、怒りをコントロールできずに孤立していました。しかし、仲間たちとの関わりを通じて、少しずつ変わり始めます。映画を通して、レッドは自己肯定感を高め、他者との絆を深める方法を学びます。この成長の過程は、観客に感動を与え、友情や協力の重要性を再認識させてくれます。
また、映画全体を通じて、ユーモアとアクションが巧みに組み合わさっており、子供たちも大人たちも楽しめる内容になっています。キャラクターたちの掛け合いやアクションシーンは、笑いを誘う一方で、冒険や成長の物語も展開され、観客に満足感を与えます。
5. 映画の評価と影響
『アングリーバード・ムービー』は、ゲームの世界をうまく映画に落とし込んだ作品として、批評家からも一定の評価を受けました。ゲームの要素を踏まえつつも、オリジナルのストーリーを加えることで、ゲームファンだけでなく、映画を観る一般の観客にも楽しめる内容となっています。
特に、キャラクターの個性やユーモア、そして感動的なメッセージがうまくバランスよく組み合わさっており、子供向け映画としてだけでなく、大人も楽しめる作品になっています。
6. 続編と展開
『アングリーバード・ムービー』の成功を受けて、続編『アングリーバード・ムービー2』が2020年に公開されました。この続編では、鳥たちと豚たちが共闘するという新しい展開が描かれ、さらに多くのキャラクターが登場しました。続編も前作同様、ユーモアとアクション、感動的なエピソードが詰まっており、さらに多くのファンを魅了しました。
『アングリーバード・ムービー』は、ゲームの人気を映画にうまく転換した作品として、アニメ映画としての完成度が高く、心温まる物語とユーモアを提供しています。ゲームを知っている人も、そうでない人も楽しめる内容になっており、家族向けのエンターテイメント映画として高い評価を受けました。
主人公はゲームの世界でもお馴染みの赤い鳥レッド。舞台は飛べない鳥たちの生息する島バードアイランド。
レッドは太い眉毛が特徴で、両親がいないことでからかわれたりして怒りのコントロールが出来ない怒りん坊。
怒りをコントロールすることが出来ないためにトラブルをよく起こすせいで、怒りをコントロールするためのアンガーマネジメントという教室へ通うことになる。
ここで出会ったのが黄色いおしゃべりなお調子者チャックと、体の大きな黒い鳥ボム、ピンクがかった赤のさらに体の大きなテレンス。
みんな感情がコントロールする事ができないからこのアンガーマネジメント教室に集められたので、始めはそんなに仲のいいわけではなかった鳥たちもストーリーが進むにつれて仲間意識が芽生えるのが見ていて嬉しい。
実際にスマホゲームをしたことのある私にとっては見たことのあるキャラクターがリアルな3Dアニメーションで動いている姿を見るのはすごく嬉しい。
さらにストーリーもスマホゲームを忠実に再現しており、ストーリーが進んでいくと敵となる緑の豚レオナルド達がバードアイランドにやってきて卵を盗もうとします。
この緑の豚レオナルドは初めはバードアイランドの住人(住鳥?)たちにとても友好的に近づいてくるがレッドにだけはなぜか当たりがキツめ。
勘のいいレッドはレオナルド達が怪しい行動を取っていることに気づき、バードアイランドの鳥たちにそのことを伝えるが誰もレッドの言うこと耳を傾けません。
誰もレッドの声に耳を傾けない中、アンガーマネジメントで出会ったチャックとボムだけがレッドの言うことを信じ、一緒に立ち上がる。
ここからがアングリーバードの冒険の始まりであり,スマホゲームのストーリーとリンクしてきます。
レッドとチャックとボムの3人はこのバードアイランドで唯一空を飛ぶことが出来ると言われる伝説のヒーローを探しに行くところからどんどん冒険物語へとストーリーが進んでいく。
実際にゲームをやったことのある人なら間違いなく楽しめる映画ですし、単純に一つの映画として大人も子供も楽しめます。
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